家づくりのエンディングは、どこにある?
 秋田流儀のメンバーたちの間でも、熱く盛り上がっているのが現在放映中の大河ドラマです。話し始めると、なかなか止まりません。
 忙しい方たちなので、テレビを見る暇などないのかな…と、思っていましたがリラックスのため、情報収集のため、時代のトレンドを見極めるため、メンバーたちは、さまざまな番組を録画して見ているようです。これはちょっと意外でした。
 ドラマの満足度を左右する、設計図の役割を果たしているのがシナリオです。きちんとした筋を最初につくり、演出や演技によって肉付けされていきます。シナリオの展開次第で、ドラマの内容は大きく変わってきます。
 段階をふんで進めていく家づくりにも、シナリオがあるように思えたので、秋田流儀の「筋」となる部分は何だろう、と問いかけてみました。すぐに返ってきた答えは「曲げない感覚」、「ぶれない本質」。そして、これから家を建てる人たちにも、ちょっと考えてもらいポイントは「家づくりのエンディングをどこに置いているか?」ということでした。
 住宅の完成や引渡しのタイミング?資金計画の見通しがついた時?それとも、契約を結んだ時?
 たとえば資金計画。購入しやすい価格の住宅であればあるほど、ローンの返済もラクかもしれません。しかし、その資金計画には、後にかかる光熱費やメンテナンス費用は一切含まれていません。家の本体価格、つまりイニシャルコストを重視したらいいのでしょうか、暮らしで発生するランニングコストまでを考慮したらいいのでしょうか。
 依頼する住宅会社がどこまで責任を持って付き合っていけるのか。それによって暮らし方のシナリオも変わってきます。10年、20年、30年…。秋田流儀が見ている家づくりのエンディングは、家の完成のもっと「先」にあるようです。
次回のタイトルは「ビルダーの家づくりは『ワンストップ』」、建築家のつくる家との違いをご紹介します。コラムの更新は毎週金曜日です。

秋田流儀のコラムは、毎週更新。担当ライターIが、
「家づくり初心者」の目線からプロの作り手たちに、
さまざまな質問やテーマを投げかけていきます。