キーワードは「知る」。
 秋田流儀の座談会の時には定番になりつつある、秋田のうまい一品料理を持ち寄るという暗黙のルール。これは、メンバーの中で月一度のお楽しみになっているようです。
 2月に開催した会議では、中国料理店「甜甜酒楼」の麻婆豆腐、居酒屋「だいどこ大」のオードブル(明太だし巻がイチオシ)、「千両寿司」の看板メニューねぎ鯖巻き、そして男鹿市「グルメストアフクシマ」のコロッケとカツサンドなどがテーブルの上に並びました。
 「ああうまいなぁ!お店はどこにあるの?」「座談会が終わると、次は何を持ってこようか考えるようになった」「これはいい意味、本気でプレッシャーがかかるよね」「これを持って来てスゴイと言われるよりも、みんなを喜ばせたいんだよ」ワイワイ、ガヤガヤ、そんな声も聞こえてきます。ある程度の人数がいて、回を重ねていくたびに感じるのは知っているつもりでも、知らなかった地元の美味しい食べ物がどんどん出てくること。新しいことを知るよろこびが、そこにはあります。
 「知る」という言葉は、秋田流儀の中でもとても重要なキーワードになっています。家づくりにおいて、それまで知らなかった新しい情報の中にはプラスのものだけではなく、マイナスのものだってあるはずです。「知らないままでいるのではなく、知った上で正しい方向に進むというのは、とてもいいことなんじゃないか?」
 秋田流儀から発信をしているのは、現役のハウスビルダーたちです。「わかり過ぎているからこそ、なかなかうまく伝えられなかった」というのがこの会を発足する以前まで、各社で解決策を模索していた課題でもあったといいます。メディアなどでよく見慣れた「家づくりQ&A」とは違う視点から、家づくりをする前に知っておいて欲しいことを、オープンに伝えていきます。
次回のタイトルは「住みたい家を知る、相手の得意分野を知る」、思い描いたマイホームをかたちにするために知るべきこととは?どうぞお楽しみに。

秋田流儀のコラムは、毎週更新。担当ライターIが、
「家づくり初心者」の目線からプロの作り手たちに、
さまざまな質問やテーマを投げかけていきます。