「まずは住宅総合展示場に行こう」
という方は。
 はじめての家づくりをする方の中では「まずは総合住宅展示場に行って見ようか?」という割合が圧倒的に多いようです。10棟以上のモデルハウスが並んでいるので、一度にたくさんの住宅会社を見学できます。満足できる家を建てるために、知っておいて役立つポイントは「展示場に足を運ぶ前に、自分はどんな暮らしをしたいのかをよく考える」ということ。この気持ちにブレがなければ、住宅見学の時間はとても実のあるものになるはずです。だけど「わからないから、とりあえずは見てみて考えよう」と、頭の中を白紙の状態で足を運ぶとさぁ大変。展示場には、たくさんの企業が集まっています。気付かぬうちに営業マンに流されてしまったり、逆にストレスを感じてしまったり、芽生えたばかりの家づくりのモチベーションを下げてしまうのは、何とか避けたいものですね。
 では、総合住宅展示場では、どうすれば効率良く見学できるのか?「1棟につき○分まで」と自分なりのタイムリミットを設定しておくと良いかもしれません。「来たからには見なきゃ」と義務のように感じてしまってはしょうがない。「逃げ」の時間を用意して、あまり長居をせずに、サクサクと全棟まわって比較をしてみましょう。聞きたいことをまとめておいて、各モデルハウスで同じ質問を投げかけるのも参考の手助けになるはずです。
 ただ、ひとつ。現在、総合住宅展示場で見学できる地元ハウスビルダーのモデルハウスはほんの僅かです。住宅の棟数が多いので、たくさん見学したような気分にはなるけれど、ハウスメーカーとハウスビルダーの家づくりの違いなどを、一カ所では比較できないのが実情です。というわけで、住宅総合展示場とハウスビルダーのモデルハウス、どちらも見学してみるのはいかがでしょうか。家づくり全体の流れ、住宅の工法や資金プラン、家づくりに携わる人たちの姿など、ある程度の選択肢を持って考えることも有効です。これからどんな家を建てるのか、いろいろ選べる状況を楽しみましょう。
次回のコラムは「ハウスビルダーのモデルハウスはどこで見学できる?」です。
どうぞお楽しみに。

秋田流儀のコラムは、毎週更新。担当ライターIが、
「家づくり初心者」の目線からプロの作り手たちに、
さまざまな質問やテーマを投げかけていきます。